野に居るべし

ほぼメモ帳

「退職願」を出した。

いつもより早めに出社した。

 

思った通り、フロアには部長が一人だけ。

朝一で書類を提出した。

 

日付のことでちょっと気にかかる点があって、ちょっとだけ呼ばれたけど、せっかくなら土日も入れればみたいなことだった。

そこまでして、給料をもらおうなんて思ってもなかったから、全然気にしてなかった、、

 

そして、何か歯車が動き出したように、小学校と中学校で付き合いのあった人から電話がかかってくる。

会社を出てすぐに、なんてタイミングだ。

別にこの現象に意味なんてないんだけど、よりにもよってこんな日にと思ってしまう。

 

飲みに誘われたけど、断ってしまった。

今から帰るとなったら1時間半くらいかかってしまう。

いつも誘ってもらえるのはうれしいし、県外にいってる友達だからほんとうに会えることなんて少ない。

ここ数年はあってないしな、、、

 

とはいえ、ここでも行くという選択は私の中にはなかった。

街なら近いけれど、地元となると時間がかかってしまう。

 

今日帰るつもりだったなら全然よかったけど、今日は帰る気持ちじゃない。

なんて言っても退職願を提出したんだ。

 

まあそのうち、親には言わなければいけない。

そのあと何を言われるかはわかんないけれど、自分できめたことだ。

 

そうそう、ちょうど4月になって、私がいなくなってから開かれる飲み会の幹事を本当ならしないといけなくて、先輩はもちろんそれを知らないから、今度普通に話が回ってくると思う。

 

たぶん知らされるとしてもギリギリの時期だろうから、3月末までいる私はお店の予約とかをして、去っていくことになるだろう。

 

どうせなら、置き土産をしていかないとな。

先輩たちにはお世話になったから、これぐらいはやっておこう。

 

会社に入ってから、1割も自分を表現しようとしてないから、最後の最後でちょっと「おやっ」と思わせるの悪くない。

誤解されやすいタイプだけれど、誤解というよりもう違う人間だと思い込ませるのが得意な人間なのかもしれない。

ここまでピエロになれるのって本当いないと思う。

 

まあでも、それももうすぐで終わるし、あとちょっとしたらみんな忘れてくれる。

そして私も忘れる。それでよい。