大学院の授業がオンラインで始まってからまだ1週間も経っていない。
授業直前から、ここにきた意味を失いつつある。
ここに来ることを目標にしていたのかもしれない。
そういうことを考えていた。
そしてそれは多分当たっている。
新卒1年目の会社を辞めようと思った時、大学院にいきたいからと言った。
そういうはっきりとした理由が欲しかったんだ。
ただそれだけなのだったのだと思う。
大学院は大学の延長ではない。研究の要素が強い。
もちろん、入学した大学院は修士課程の教育も重視される。
だが、面談で「ここで何がやりたいの?」と言われ、適当にでも答えればすんなり終わったのかもしれないが、
具体的なことを全く答えられなかったし、自分でもうすうす気付いていたんだと実感させられた。
人生の目標として、これを辞めて次はここに行く と決めるのはわかりやすい。
人に聞かれた時に、どうして辞めるの?→大学院にいく。
とてもわかりやすい。
何か目的があっていくのだろう、いいところに就職するためにいくのだろう、そういうふうに人に言い聞かせるように
自分にも言い聞かせてきた。
友達に聞かれる。「何を勉強するの?」
悪意はないだろうが、面接官のように聞かれた。
その時、曖昧な答えしか出せない自分を疑っていた。
ここまで来るのに結構苦労した。
ただ、ここに来ることを目的にして、先のこととか、ここで具体的にないをやりたいかなど考えていなかった。
そして、今更考えてみたら、そんなに何かやりたいわけではなかったのだ。
呆れる。自分に呆れる。
自分は、言われたことをやっている方が楽だし、それが合っているのだと思う。
変に背伸びをした結果、こんなことになってしまったのだろう。
現在、早期退学を考えています。
前期の授業料は払わないといけないかもしれないけど、奨学金を借りる前に辞めようと考えています。
一時の気の迷いというものかもしれないが、今の自分が大金を払って学ぶ・吸収できることなどないのだと感じた。
退学後は、地元に帰り、アルバイトをしながら就職活動をするか、正社員見習いで募集しているところを探そうと思います。
時期が時期なので、難しいかもしれないが、変にモラトリアムを過ごす前に、自分の身の丈に合った生き方をやろうと思う。
悔しくなって、涙が出て寝れなくなったりするが、本当にどうしようもない。