野に居るべし

ほぼメモ帳

私が中学生の頃から好きな作品「レイン 雨の日に生まれた戦士」

私が中学生の頃に読んで衝撃を受けたというか、人格や人との関係にアニメの中二病とは少し違うけど大きな影響を与えた作品「レイン 雨の日に生まれた戦士」がすごく好きで、コミック化されたマンガも全部読んでいるほど好きな作品です。

 

そして最近、バイト先で少し吉野匠(作者)の文字を見て思い出し、そういえば続巻情報を最近見てないし、新しいの出てたら読もうと思って調べてみました。

 

 

そこでなんと、作者の吉野匠さんが逝去されていることが2019年2月に発表されていることを知りました。

吉野匠の年齢や死因は?顔画像・経歴とレインの続きはどうなる?

 

 

とにかく衝撃でした。

 

代表作である「レイン」以外にも多数の作品を手掛けていて、Webライトノベル系小説の先駆者ともいえる方です。

 

「レイン」とは

さいころに大切な人を目の前で殺され、その子を守ることができなかった自分を憎み、力を求めることに狂い最強の戦士となったレインが、一小国の将軍となり、王女と共にあらゆる敵と戦うというストーリーで、近年ではあらゆる俺TUEE系の作品があふれていますが、まさに先駆者であり、活字が苦手な私でも世界観や文章に引き込ませてくれる魅力を持っていました。

 

先が見えない展開と、主人公レインは強いだけでなく自分を傷つけることをためらわずに大切な人を守ろうとする、少年の頃に経験した出来事の時間で止まってしまったまま、不器用にしか前に進めないというような性格で、登場するキャラクターは皆レインに惹かれることはもちろん、私自身もこのレインに強いあこがれを持っていました。

 

「孤独の戦士」であるレインに出会ってから、私の人生もおそらくかなりの影響を受けたとは思いますが、この作品に出会えたことで自分の世界を大切にする人間になりたいと思えるようになりました。

 

「レイン」の続編は永遠に読むことができませんが、それ以上に素晴らしい世界を教えてくれた吉野匠さんが亡くなられたことが悲しいです。

 

これまで本当にありがとうございました。

 

好きな音楽や好きな本、好きな映画、アニメ、面白いと思ったものはどんどん人に伝えたり、発信していかないと、こうなったときってどうしようもないなと思いました。

 

創る人に対して思いを告げられるのは当たり前ですがその人が生きている時だけで、なんともいえない空しさを感じています。