自分がいつから他の人と違うって道に外れてきたのかをよく考える。
前はもっと上手くやれていた。
ただ、いつからかそうではなくなって、人といることが疲れすぎて、遠ざかるように逃げるようになり、一人でいることが多くなっていった。
中学生の頃だと思う。
祖母の家に行った時、姉と二人きりになった時間に、少しこれからの話になった。
気持ち悪いので兄弟とかで真面目な話なんてしないんだけど、その時姉は、私が母のお腹にできた時、「本当は(私を)いらなかった」というような事を父が言って、それに対して怒ったという話をした。
なぜかそれをずっと覚えている。
たぶん、頭の表面というか、考えていると思えている脳内では気にはしてないんだけども、思春期の子供にとってそれがどれだけの影響力があって、「無価値感」を生み出すには充分だったのかを、当時の姉は考えていなかったんだと思う。
いや、わざと言ったのかもしれないけれど。
無価値感、自己否定、無関心。
「甘い。社会をなめている。」
周りの人はそう言うだろう。
いつまでも暗い。