野に居るべし

ほぼメモ帳

コンピュータと人間の違い

皆さんこんばんわ。

 

最近羽生善治さんの「直観力」 という本を読みました。

 

直感力 (PHP新書)

直感力 (PHP新書)

 

 

 

私が将棋のルールを知ったのが小学生の時で、休み時間に友達と将棋を指していた時期もありました。

 

しかし素人なので、特別強いわけではありません。

 

プロの将棋棋士である羽生さんがどのように将棋に対して向き合おうとしているかを、この本を読めば感じることができると思います。

 

本書の中で、近年のコンピュータの進化について書かれていたことがありました。

 

最近ではディープラーニングという言葉が、一般の人でも知っているような時代になりました。

 

コンピュータは大量の計算を行い、その結果を蓄積していく事で学習していきます。

 

情報をとにかくたくさん集めて、その中から最適解を探し出すようになるということです。

 

しかし、例えば棋士の人が年を取っていく事でどのような将棋のスタイルになっていくかというと、無駄な事や余計なものを捨てていくようになるそうです。

 

確かに、人間の成長の場合、経験値というのは年齢と共にたまっていくかもしれませんが、生き方そのものが緩やかになるようなイメージがあります。

 

シンギュラリティによって、人間とコンピュータとその環境がどうなるかは全く想像できませんが、コンピュータと人間との間には、まったく異なる境目があるように感じました。