野に居るべし

ほぼメモ帳

新卒SE(9か月目)の感想

皆さんこんにちは。

 

もうそろそろ1年が終わろうとしています。

新卒で、地元のIT?企業にSEとして就職してから9か月目になります。

状況はというと、トレーナーの方との関係。先輩との関係。上司との関係。

人間関係においてうまくいっていることは何一つありません。

理由は私にあって、それが悪いとは思いませんが、申し訳ないとは思っています。

就職活動の段階から、大学院へ進学することを悩んでいましたが、大抵の大学生と同様に就職する方を選びました。

しかし、就職する際には、働きながら大学院に行こうと決めて、行ける可能性のある企業を選んだつもりです。

入社して3か月の研修期間がありましたが、その時は、同期の新入社員と講師の人だけの時間だったので、ストレスもそれほどなく、座学で知らないこともたくさん学べた充実した時間でした。

しかし、配属先が決まった時、私は全く希望していない部署に配属となりました。

むしろ、作業や使用する言語がCOBOLという大きな行きたくない理由もありました。

しかし、何もできないし、何も言えない新人がそんなこと考えることも許されるはずがありません。

配属されてからいきなり要件定義、設計。

新人はともかく、2、3年目の人でさえわからないことばかりの作業です。

説明はあったとしても、概要の概要の概要のさわり。

ふわっとしすぎているし、質問もしにくい。

まあここら辺までは、よくある新人の悩みだと思います。

質問しにくいけど、そこは質問するのが仕事と思うのが大事。

ただ、質問してもわからないから、質問できるようになるまで自分で理解しようとしているだけです。

 

トレーナーや、グループの方とは、1世代、2世代離れている人ばかりでした。

大学時代のゼミの先生は、10個も離れていない若い先生で、とても話しやすかったのですが、年の離れた人と関わる経験が足りなかったんだなあと感じています。

ただ、これまでは通常、もっと若い人がトレーナーとしてついていたようで、私の代から結構変わっている部分が多くあります。

配属についても、私の代では、希望を聞いてもらえない人が多くいました。

前年は、ほとんどの人が希望通りの部署に配属されています。

まあそこも、「会社」ですから、「都合」があるのです。そうなのです。

 

ある研修で、何もできない新人は「人材」ではなく「人罪」であるという言葉を聞かされました。

ああ、私も「人罪」だなと。そう思わされているし、そう感じてしまう。

 

SEとして働いていて、私の会社の場合は、悪い人はほとんどいないと思います。

むしろ、ちょっと長く続いている会社なので、人間関係は周りを見ている限り、たぶん他の会社と比べてもよさそうな気がします。

先輩たちも、悪い人ではありません。

むしろ、気遣ってくれるいい人なのでしょう。

 

ただ、それにもかかわらず、自分がやる気を出せないこと。

大学院に進みたいと思い、毎日会社を辞めようと思いながら通勤していること。

そんな状態で、業務にも、人間関係にもやる気を出せないこと。

上司はいい人ではあるけれど、ああはなりたくないと思ってしまうこと(年を重ねるごとに、技術とは遠ざかることになる)。

堅実な社風だから、大学で学んでいた楽しい・新しい技術には到底触れられないこと。

他の部署に散っていった同期たちが、残業を当たり前のように行い、それぞれ染まっていっているなと感じてしまいながら、自分は全く染まれないだろうなと思ってしまうこと。

 

とにかく、何かもう面倒くさいことばっかり。

これが、自分が思い描いていたシステムエンジニアなのかと思いながら、もがく気力もなくなっていってる。

まず、期待をしすぎていた。

大学で学んでいた情報技術や、メディアアートは面白すぎたし、新しいことばかりだった。

そんなことが、自治体の業務システム開発のどんなとこに活かせることができるだろうか、いやできないのが当たり前だろう。そんなことすら、ちっとも考えていなかった。

Excelを酷使し、文字の誤りがないか、数字が間違っていないか、それを目を血走らせてチェックする仕事がシステムエンジニア

 

これも、文系卒の人間でもできる立派なシステムエンジニアの仕事であり、プログラミングをやったことがない同期でも時間を重ねればできる仕事であり、

そして、自分が描いていたエンジニアのイメージを黒く塗りつぶす業務。

 

1年後にここにいたいとは思わない。

ただ、まずはこの仕事に本気で取り組んで、周りの人ともうまく関係を築く姿勢を持てて、それでもやはりできそうにないときにはすぐにやめる。

短い人生経験の中でも、辞めて後悔したことはありません。

 

あと、大学院入試は来年受ける。それは決めている。