野に居るべし

ほぼメモ帳

2023/12/02_ジョジョ・ラビットを観た

ジョジョ・ラビットを観た。

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※ネタバレ含むため注意

第二次世界大戦の最中のドイツ人の少年ジョジョヒトラーを盲信していた。
心の中のヒトラーと会話をしながら、立派な兵士になることを頭に思い描いていた。

ほとんどがネタバレに近くなってしまうので、あらすじは省略していこうと思うけど、ジョジョみたいな極端な考えを自分も持っていた時期があったと思った。
そしてたぶん今でも。
特に、子供の時の考え方ってほとんど洗脳されてるに近いと思う。
大人でも、所属している組織や周囲の環境によっては、洗脳されてたりもすると思うし、それに気づけないってケースも多いと思う。
個人の意見です。

ジョジョは、ヒトラーを盲信していたけど、ユダヤ人少女エルサと関わるうちに、ユダヤ人を誤解していたことを感じはじめ、最終的には恋心を抱いた。
度々、空想のヒトラーが登場し、ジョジョと対話するシーンがある。
最初、ジョジョにとってヒトラーは、自分の弱さを勇猛さへと変えてくれる勇気の象徴だったのだろう。
しかし、物語が進んで、ユダヤ人であるエルサとの交流が深まるにつれ、ヒトラージョジョに揺さぶりをかけるようになる。
どうして母はユダヤ人のエルサを匿っていたのか。
ユダヤ人とは何なのか。
何が正義なのか。
ジョジョは葛藤を続け、ついに戦争はドイツの敗戦で終わる。
壁に隠れているエルサにジョジョは、ドイツが勝利したという嘘をつく。
この時すでにエルサはジョジョにとって大切な存在になっており、ユダヤ人が自由になってエルサも自由に家の外に出て行ってしまうことが嫌だったためについた嘘だと読み取れる。

戦争をテーマにしていながら、映像と音楽がオシャレに感じた。
ふざけているというほどの表現でもなく、コメディに近いけれど考えさせられる映画だった。